2017年発売モデルの自然気化式加湿器「北欧の森Forest」を使ってみました。
電気を使わずに水だけで気軽に使えることから“エコ加湿器”などとも呼ばれています。空気と水の力で、紙のような蒸散シートがお部屋に潤いを広げるタイプの製品です。
製品の開封から~組立、給水と設置までを写真と動画でご紹介します。
当ブログでは、自然気化式加湿器を2012年冬季から使い始め、毎年使用感想を公開しています。今年でペーパー加湿器(ユーザー)歴は6年目です。
メーカー各社(ミクニ/積水樹脂/エレメンツなど)いろいろ使ってきましたが、デザインや蒸発水分量(=潤い方)のアップデートがあったり、ニーズにあわせたトレンドも年々変化しています。
⇒過去掲載のペーパー加湿器・使用の感想 一覧はこちら
逆に使い方は、ほぼ共通していますが、
よりカッコ良く!給水回数の手間が少なく、パーソナルな「省スペース型」と「大容量型」が選べる、
野杁製作所(のいりせいさくしょ)の北欧の森Forestと北欧の森Treeを今季は使ってみましたよ。
- (写真右)小型卓上ペーパー加湿器「北欧の森Tree」のレビューはこちらです
当記事は商品の提供をいただいた上で執筆しております。協力/(株)野杁製作所
もくじ
- 2017年新商品 自然気化式加湿器 北欧の森Forest
- 【選び方】ペーパー加湿器のサイズと効果について
- はじめてのエコ加湿器 or リピーター用交換シート(参考/トレイ互換性)
- 【組立方法】北欧の森フォレスト シートを組み立てる
- 使ってみよう!【動画】給水ウォーターボトルと設置
2017年新商品 自然気化式加湿器 北欧の森Forest
さっそく開封してみました。
「蒸散シート」と、「トレイ」と「ウォーターボトル(キャップ付)」が入っています。
あとは、パッケージのようにクラフト感覚で組み立てて使用を開始するのですが、、アレレ?
・・似ている?!
、、例年、乾燥が気になりだす時期にエコ加湿器を探し求める私としては、昨年使用した積水樹脂の「うるおい」シリーズを思い浮かべてしまうシルエットです。
※セキスイ「うるおい」初見だよ、という方はココは飛ばして読んでね※
(青)うるおいアニマルちいさな森/(緑)うるおいウォール壁かけタイプ/(ピンク)自然気化式ECO加湿器 うるおい/積水樹脂
積水樹脂/自然気化式加湿器 うるおいアニマル ジャングルの鳥/グリーン
ざっくりな理由としてはプロダクト関係者が同じだそうで、、そういう事なら(笑)分かる気も。但し、上記3種を使っていた私としては、製品の違いは押さえておきたいところ。
既存品と後発品で、後から出た商品のほうが劣るわけにはいかないですし、これまでにないタイプの新商品として、ビジュアルと機能性が改良されているのを感じます。※個人の感想です
スペックと比較レビューは後ほど掲載予定です。本記事では北欧の森フォレストの組立、給水、設置までをご紹介しています。
【選び方】ペーパー加湿器のサイズと効果について
蒸散シートのサイズは大きいほど、潤いを広げる力も高くなります。※室温・湿度・風など使用環境によっても蒸散量は変わります
大容量型は家族が集まるリビングに置いたり、省スペース型は個人のデスクに置いたりと、使用環境に合わせたサイズのエコ加湿器を選べるようになっています。
製品サイズに比例されるのが、蒸発水分量(加湿効果)です。自然気化式加湿器には、どのくらいの効果があるのか?については、こういった製品表示を参考にしてみてください↓↓
「コップ一杯の水が自然蒸発する時と比べると、ペーパー加湿器使用時は『約〇〇倍』水分蒸発を促します。」
↓北欧の森フォレスト(大容量タイプ)は、自然蒸発量の「約30倍」潤いを届ける役割をします。
↓北欧の森トゥリー(卓上小型タイプ)は「約5倍」の蒸散を促し、狭い場所にも置ける小さめサイズのペーパー加湿器です。
カラフルでインテリア雑貨のような紙の加湿器は、なにげなく置いておくだけで蒸散シートが冬場の乾燥を和らげる助けをしてくれるんですね。
自然気化式の場合は、家電の加湿器のように水蒸気を視覚で確認することは出来ませんが、蒸散シートによりコップ一杯の自然蒸発量のTreeは5倍、Forestは30倍の潤いを広げる効果が期待できます。
加湿効果の詳細については、メーカーサイトで第三者試験機関による性能評価の表示や実験動画(ミクニ)なども公開していますよ。
はじめてのエコ加湿器 or リピーター用交換シート(参考/トレイ互換性)
蒸散シートをセットするためには、対応サイズのトレイ(水の受け皿)が必要です。
初めてお使いになる方は純正トレイが付属するキットで購入されることをおすすめします。、、で、次回からは「交換用シート」だけを買えばお得♪
↓北欧の森Forestには約40.7×30.7cmの蒸散シートが付属します。ペーパー状でミゾを施した特殊な繊維で作られており、これを切り抜いて森や動物の形にしていくんですね。
トレイについても、既にお持ちの場合、他社製品のシートを手持ちのトレイに設置できるか?互換性も気になるところですが、
違うメーカーのデザインシートも使ってみたいなと思っても、各社サイズが様々でなかなかコレがww難しい。
大は小を兼ねるってのもあるけれど、設置した際の美しさを考えると純正トレイがいいのかなぁ、と思います。
【組立方法】北欧の森フォレスト シートを組み立てる
、、随分引っぱっちゃいましたね(笑)ようやく組み立てますよん♪
でも作業はとっても簡単なのでダイジェストでご紹介します。ちなみに私は不器用です。簡単なのだけれど丁寧にやる必要がありました。
シートを切り抜いていくと「番号」のようなものがあります。
なんだろ??最初はわからなかったけれど、、
すごいな、コレ。1~5番までパーツを順番にセットするための目印になっているとは、地味に画期的です。
たしかに。緑一色だから、切り取ってしまったらどのパーツから組み立てるか迷ってしまいそうです。
またメンテナンスを行う際にバラしてしまった時も、いちいち説明書を見る必要が無く、組み直しやすいと助かります。
取説通りに仕上げたほうがクラフトに奥行き感が出るし、かっこよく見えるんですよね。
取扱い説明書はコチラ↓クリックで拡大します※
作業の様子をダイジェストでどうぞwww
↓バリバリっと爽快に割れる森「4番」きもちいい~♪
↓心温まるクマ(?)の親子♪
↓鹿の傍にまさかの「葉っぱ」?!予想外の出現でした。(切り取り線が見えにくい為、小さなパーツを折り曲げないよう注意しながら切り離します)
出来た!蒸散シートを全て切り離しましたよ~~
あとは、この数字に従って、↓↓土台となるパーツにセットすればOKです。
完成したよ!カッコイイね♪
ペーパー加湿器歴6年になりますが、ここまで繊細なパーツデザインをしているメーカーは初めてです。
カラーリングも落ち着いたグリーンで、木目柄のトレイに収めるとナチュラルな印象になりますね。
使ってみよう!【動画】給水ウォーターボトルと設置
組み立て終わった北欧の森Forestに給水用のウォーターボトル(付属品)をセットして、実際に使ってみました。
目安として、蒸散シートはおよそ1シーズン(約1ヶ月~3ヶ月)使えます。※水質や使用環境によっても異なります
特殊な繊維で作られた蒸散シートは、お使いいただく前に水道水で十分に湿らせてから設置します。乾いたままだとシートの吸水力が弱まり、最後まで水を吸い上げきれない場合があるようです。
【動画】クラフト感覚のペーパー加湿器 北欧の森Forest(01:48秒)
北欧の森フォレストのウォーターボトルには約300mlの水が入ります。大容量タイプは給水回数が少なくて済むので便利ですよ。
今季販売されている、ウォーターボトル付きエコ加湿器の(ボトルの)大きさを比べてみました。
蒸散シート&トレイのサイズと、それ相応のボトルがセットになっていますから、給水できる容量もそれぞれ違います。
共通するのは、ウォーターボトル付きは“縦型”に水を貯えられるため、大型のトレイにする必要がなく、
すっきりしたフォルムで設置できるメリットがある事でしょうか。
トレイのサイズ:長辺 約27×幅6×高さ3.5cm(ウォーターボトルを設置時の高さ:約19cm)
使い続けるうちに、蒸散シートのフチに汚れ(空気中のホコリや水道水中の不純物など)が付着してきたら、メンテナンス時期です。
蒸散シートが汚れたら、シートが全て浸かるくらいの容器に水かぬるま湯を入れて、シートを半日ほどつけ置きします。汚れが浮き出てきたらお手入れ完了。製品を長く使うためにも、リフレッシュした状態を保つことは大事です。
自然気化式の加湿器を使っていると、日によって水がたくさん減ったり、数日給水しなくても使用できたりと、気温や湿度に伴って加湿量が変わる機能性があるのがわかります。
また同じように、厄介な窓の結露も。「今朝は多いな~」とか、水滴拭きまくってるのに、室内では乾燥を感じます。これ如何に??
結露は、温度差によって生まれます。室温の暖かさと外気の冷えで、急激に冷やされた空気中の水蒸気が水に変わって発生します。
そうなると、窓は水蒸気を奪う「除湿器」のようなもの。空気が乾燥するから『加湿器』が頑張ってしまい、余計に結露もひどくなるという現象を繰り返すのだそう。
うちでエコ加湿器を使い始めた当時は、家も木造で、乾燥するのにカビが生える、どうにも困った状態に家電の加湿器を諦めようとしたとき、
ナチュラルな自然気化式、紙のような加湿器を見つけた事がきっかけでした。
【コンパクトタイプ】北欧の森Treeのレビューはこちら
一番良かったのは、加湿し過ぎないこと。それでも体感で目がしばしばする感覚や、喉のひっつく感じが和らいだ為、以降使い続けています。無論、電気代もかかりませんしね。
うちは三人家族なのですが、家電だったら各部屋にひとり一台とはいかないけれど、ペーパー加湿器なら気軽に使い始められるので、乾燥対策に役立てていますよ。